アトピー

アトピー性皮膚炎とは

アレルギー反応と関係があり、掻痒を伴い、慢性経過する炎症性皮膚湿疹です。
小児アトピーと成人アトピーがあり、80%が5歳までに発症する小児アトピーです。
大人になってから急に出るアトピーを成人アトピーといいますが、改善するのにはかなり努力がいります。

アトピー性皮膚炎の原因

先天性と後天性があります。

先天性には遺伝によるもの、後天性は生まれてからの生活環境によるものです。
後天性は衛生的すぎることによって、皮膚の保護膜が壊れてしまったり、皮膚に必要な常在菌が死滅してしまうことによって起こります。
又、添加物の多い食生活、ストレスで起こることもあります。
現在、中国の都市部でも急増中です。

中医学では、脾胃(胃腸)は気、血、津、生化の源と言われ、飲食物を消化吸収し、体に必要な成分である気、血液、津液、陰分などを生成する臓器であると考えます。
脾胃の代謝機能が低下すると、一部の水は不要な水(湿)として体内に残ります。
そして肝臓がストレスを受け、気の巡りが悪い状態(気鬱)が続くと体内が熱化し、この熱と湿が結び付き湿熱となります。
また、脾胃の代謝機能の低下は、体を潤す成分を作り上げることが低下すると、体が乾燥してきます。
これらが後天性アトピーの原因となります。

アトピーの漢方

[風湿熱タイプ]
アトピー発症初期または季節の変わり目に出やすい湿疹、出たり引っ込んだりして顔と上半身に出やすい。疎風、清熱、除湿の漢方を使います。
[湿熱タイプ]
全身湿疹、赤み、痒みが強く、所々にジクジクした湿疹があり、浸出液が出る場合が多い。
春から夏にかけて気温が上がったり、梅雨時に湿度が上がると出やすい。清熱、利湿の漢方を使います。
[血熱タイプ]
皮膚の赤みが強く、さらに紅斑が伴うことが多い。
口渇、イライラ、不眠などの症状を伴う。
女性の場合、月経先期(生理が早まる)が多い。
清熱、涼血の漢方を使います。
[脾虚タイプ]
胃腸が弱く、軟便か下痢が多く、疲れやすい。
食べ過ぎたり、飲み過ぎたりすると悪化する。
湿疹の赤みが少なく、熱感もあまりない。
皮膚が黒ずんでいる。
健脾、利湿の漢方を使います。
[陰血虚タイプ]
皮膚の赤みが強くなく、カサカサ乾燥、痒みが強い、口渇がある。
女性の場合、月経後期(生理が遅れる)が多い。
滋陰、養血の漢方を使います。

注意点

  • 皮膚の清潔は大事ですが、清潔すぎるのは問題です。
  • 添加物の多い食品、農薬使用の野菜はアレルギーバスケットをいっぱいにしてしまいます。
  • 偏食を控えましょう。
  • 飲料の過剰摂取、甘いもの、油っこいものは控えましょう。脾胃を弱めます。
  • 部屋の通気をよくし、ダニなどのハウスダストを減らしましょう。
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