不妊症

結婚して特別な避妊をしていないのに、2年以上にわたって妊娠が成立しない場合をいいます。

最近では結婚年齢が高くなってきていることから、1年以上の場合でも医療機関では検査・治療をする場合が多いようです。
現在全夫婦の10組に1組が不妊症と言われています。

正常な月経

女性の主な生理的特徴は、月経・妊娠・出産・授乳です。
子宝に恵まれるには、普段から正常な月経が保たれ、月経不順のないことが何よりも大切です。
[月経周期]
月経初日から次の月経前日までの期間をいいます。
一般的に28日の前後7日間の範囲で規則性があります。
[月経期間]
一般的に3日〜7日
[下血量と下血色]
下血量は一般的に50ml〜80mlで、月経開始初日は少なく、2日目が最も多く、その後随時減少し、月経期間内に終了します。
下血色は暗赤色で血塊はない。
中医学では月経不順がある場合に、月経周期・期間・量・色・質に基づいて不順の原因を判断(例えば月経周期過長では血虚、気鬱といった具合に原因を判断)し、それに基づいた漢方薬を選びます。

不妊の原因

[排卵因子]
排卵には、視床下部、下垂体、卵巣の3つが上手く連携して成立するものです。
このいずれかに問題があって卵子が成熟しないか、または卵子がパッと卵管の方へ飛び出せないかによります。
[卵管因子]
卵管が狭くなったり、詰まったりして、卵巣から卵子を受け取れない、または卵子、精子、受精卵が卵管内を移動できないことによります。
[子宮因子]
子宮内膜が異常で、受精卵が着床できないことによります。
[頸管因子]
頸管粘液が不足したり、精子抗体があって精子が子宮内へ移動できないことによります。

※自然分娩の赤ちゃんはこのようないくつかの関門をくぐり抜け誕生した生命力あふれる赤ちゃんともいえます

不妊因子

子宝の漢方 (月経周期に合わせて対応します)

[月経期]
妊娠に至らない場合、不要となった子宮内膜がはがれ落ち、下血する時期です。
来るべき妊娠の機会に備え、子宮内膜をきれいに掃除する漢方を使用します。
[低温期]
数ある卵子の中から1つだけ卵子が成熟し、又、新たなる子宮粘膜がつくり上げられる時期です。
陰(血液、陰分)を補う漢方を使用します。
[排卵期]
脳下垂体というところから、「排卵を起こしなさい」というシグナルを受け、卵子が卵巣から元気よく飛び出す時期です。
卵子が元気よく飛び出し、卵管に入り卵管内を移動する力を補う漢方を使用します。
[高温期]
卵巣から卵胞ホルモン、続いて黄体ホルモンが大量に出される時期です。
こうして受精卵が子宮に移動してくるときに備え、子宮内膜に着床しやすいよう内膜が柔らかく厚くなります。 子宮内膜を温める漢方を使います。
※養生の注意点
  • 十分な休憩が大切です。
  • 節度ある飲食を心掛けることが大切です。
  • 情緒の調和も大切です。ストレスや過度の情緒の変化は整理不順の原因となり、
    又、妊娠中胎児の体質に不良の影響を与えます。
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